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臨床研修指定病院として
病院長から
病院長 香川惠造
 当院は地域の中核病院としてあらゆる診療分野で頑張っており、今も成長しつづけています。とりわけ、救急医療や周産期医療に果たす役割は地元の各医療機関から絶大なる信頼を得ています。平成19年1月から地域がん診療連携拠点病院に指定され、外来化学療法・緩和医療などが充実されるとともに、放射線治療の分野では最新の強度変調療法(IMRT)や小線源療法を導入しています。平成20年からは総合内科を立ち上げ、ジェネラリストの育成や教育・研修の充実に努めています。教育力のない病院には未来がないという信念で病院の運営にあたっています。
 当院は354床の中規模病院であり、各診療科間での垣根がなく相互の連携も円滑であり、アットホームな雰囲気の中で研修ができるようになっています。モットーは“遊びは楽しく、仕事は厳しく”です。現在、医学における知識・技術は日進月歩で変化していますが、あらゆる変化を恐れない、柔軟な対応力を持つ医師を育てていきたいと思っています。そのためにも、診療情報を的確に収集し、論理的に問題解決でき、それに喜びを感じることのできる教育環境を提供してまいります。
 理想に燃え、良き医療人になるという目的意識をしっかり持った新人を歓迎いたします。
 
指導医から
総合内科医長 藏本 伸生
: 副研修プログラム責任者

当院は地域医療の中核病院としての役割を担っている病院です。病床数300程度の中規模の病院で、各専門領域の医師がある程度揃っているとともに他科との連携もしっかりしています。当院では更に横断的な診療を行うために2008年度から総合内科が発足しました。当初一人だった総合内科のスタッフ数も次々と増え、今ではチームを組んで診療を行うことができるようになりました。総合内科が充実するとともに、各スペシャリストがその専門領域により専念して診療できる体制も築かれつつあります。当院は地域医療の第一線にあるため、日常的な疾患をはじめとして豊富な臨床経験を積むことができます。これらのことは、基礎的かつ幅広い領域に関する知識や技術および医療に対する真摯な態度を養うのに適した環境を作り出しています。研修病院としてはこれからの病院かもしれませんが、地方の地域基幹病院・臨床研修指定病院のモデルとして全国に発信する気概を持っています。
 当院での2年間の研修目標として、医師としての基本姿勢や病歴聴取、身体所見をとるなどの基本的臨床能力を身に着けることを掲げています。これらの能力は研修を修了したのち更に臨床能力が飛躍するための土台になるものと考えています。2010年度には新たに管理型7名(1年生3名、2年生4名)・たすきがけ2名 合計9名の研修医を迎え、本格的に研修教育に力を注いでいく所存です。

指導医から
総合内科医長 川島 篤志
: 副研修プログラム責任者

当院は全ての分野の専門医が揃っている総合病院では決してありませんが、地域基幹病院、地域の最終病院として、責任のある医療を行い、頻度の高い疾患に関しては専門科が高度な医療を提供している医療機関です。
 新臨床研修制度で定められたプログラムに沿う一方で、大病院で見られる細切れの研修の弊害を避けるために、継続的な研修医対象のカンファレンスや救急での研修・カンファレンスをさらに充実させていきます。内科は専門内科(院内常駐医師と非常勤医師)と総合内科が協力し、広く内科疾患の入院診療を指導医とともに主体性を持って診ていただきます。その際は病歴聴取・身体所見を重要視し、研修医のプレゼンテーションから始まる日々のベッドサイド回診・症例検討を行い、「安全で教育のある臨床現場」で皆さんが活き活きと研鑽できるように環境を整えます。また皆さんのお兄さん・お姉さんとなる専攻医も徐々に充実してきています(2010年度の内科専攻医は5名)。また日々の研修だけでなく、年に数回、院外からの講師による臨床指導をしていただき、より刺激のある研修にすることも計画しています。内科以外の診療科も日々の忙しい診療の中で、研修に対する理解をもっており、より良いシステム創りを目指しています。
 この2年間の研修は自分の臨床面での研鑽だけでなく、地域医療の一端を担っているという責任感と自信を持っていただきたいと思いますし、社会人としても一緒に仕事をして気持ちがいいと思われる人材になってもらいたいと思います。初期研修終了後だけでなく、医師人生のキャリアの中で、「市立福知山市民病院で初期研修を修了した」、と胸を張って言えるように、お互いに研鑽したいと思います。皆さんが将来戻ってきたいと思えるような暖かい眼と、育ててもらったと思えるような厳しい眼を病院全体で持って、皆さんを迎え入れたいと思っています。
 初期研修で来れなかった方も専攻医や若手〜中堅スタッフとして、ご一緒できる日を楽しみにしています。

 
先輩研修医から 
先輩研修医
  福知山市民病院はとても温かな病院です。院内には様々な職種がありますが、臨床を知らない研修医にも各職種からの目でアドバイスを下さいます。素朴な疑問も気軽に尋ねることができ、非常に親切で働きやすい所であると思います。もちろん、それは各科のスタッフにもいえることで、他科との垣根を越えて患者さまにについて検討している姿をよく見かけます。研修医に対しても、さまざまな考え方・アプローチでいかに教育するかを考えてもらっていることが感じ取れ、研修医の声もしっかり聞いてもらっています。
 また、研修医の人数も多すぎることがないため全員が身近な存在です。何かイベントが起きた時もお互いに呼び合って、研修医が集合することもしばしばです。そのように、皆で色々なことを経験することでディスカッションも可能となり、知識も深まります。
 このように福知山市民病院はとても働きやすく、自由の効くところです。積極的であれば沢山の体験もできますし、楽しく密な研修生活を送れる病院であると思います。
 
 福知山市民病院は地域に密着した病院であり、豊富な症例を経験することができます。指導医の先生との距離も近く、とても質問しやすいです。
 総合内科では、朝の回診が毎日あり聴診や身体所見の取り方を学びます。肺炎の呼吸音の変化など、みんなで聴こえた音を言葉で表現します。最初は分からなかった音もだんだん分かってきて楽しくなってきます。また、毎日昼食時にミニレクチャーが行われ、昼食をとりながら和気あいあいと症例検討をしたり、研修医の様々な疑問に答えてもらえます。
 グラム染色したり、抗生剤の選択をしたりと毎日忙しく過ぎていきました。また、サマリの書き方やプレゼンテーションの方法も指導していただきました。
 循環器内科では、カテーテルに入り緊張しながら様々な手技を経験できます。心エコーも、指導医の先生のもと教えてもらいながらできるので非常に勉強になり楽しい時間となりました。手技をやらせてもらうチャンスがたくさん巡ってくるのも研修医にとってはうれしかったです。
 福知山市民病院での研修は、楽しく充実したものであり、医師としての基礎を作っていただいたと思います。